京都市右京区西京極野田町 より川に落としてしまったiPhone12miniの水分除去作業!
2024/07/04
京都市右京区西京極野田町 より
iPhone12miniの水没復旧修理をご依頼いただきました。
この度ご依頼いただいた端末は川に落としてしまった時に、
水分が中まで侵入してカメラの内側に付着してしてしまい、
カメラを起動するとぼやけてしまうという状態でした。
スマホを水の中に落としてしまった時の症状は大きく3つに分けられます。
1.問題なく起動でき、内部にも水分が浸入していない
2.問題なく起動できるが、内部に水分が浸入してしまっている
3.完全に水没してしまい、画面や基板、バッテリーなどのパーツが故障してしまっている
最新のスマホやiPhoneは防水・耐水性のものが多いので、
1や2のパターンで済む場合があります。
ですが、防水・耐水性のスマホであっても完全に水没してしまう事も珍しくありません。
1の場合だとそのまま使えてしまうので放置してしまう方が多いですが、
内部に水分が入っているかどうかは外見では見分けがつきません。
内部に水分が入っている状態で放置していると
パーツや基板がサビてしまったり、腐食してしまう事があるので
スマホを水中に落としてしまった場合は修理店で分解してもらい
内部に水分が入っているかどうか確認してもらうと安心です!
↑水没後、数日放置してしまいサビてしまっている様子
もしお使いのスマホが水没してしまい起動できない時は
いち早く修理店で水没復旧修理をしてもらうようにしましょう。
水没故障は時間が経つにつれ、状況が悪化していきます。
水没後すぐの復旧修理であればデータもそのままで即日お返しできる可能性が高くなります。
しかし、すぐに修理店へ行けない場合もあると思います。
そういった場合は簡単にできる応急処置をしましょう。
まず、水没してしまった後はすぐに電源を切ります。
そして、端末についている水分を拭き取り、日陰で自然乾燥させましょう。
この時、ドライヤーやヒーターなどの温風は使わないようにしましょう。
丸一日くらい乾燥させたらSIMトレーからSIMカードを出しましょう。
水没後すぐにSIMトレーを開けてしまうと中に水が浸入してしまうかもしれないので、
乾燥させた後にしましょう。
きちんと乾燥させた後であれば電源を入れても大丈夫ですが、
乾燥できているかは分解してみないとわからないので修理店へ持ち込むまではなるべく起動しない方が良いでしょう。
iPhoneは防水スマホではなく、耐水スマホです。
iPhone12以降のモデルは IP68 等級 という国際電気標準会議(IEC)によって定められた、
電気製品の防水・防塵性能を表す規格で最高等級の防水・防塵性能が備わっています。
しかし、iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴することや
シャワーなどの水圧が強い水や流速が大きい水をかけるなどの
意図的に水没しかねないことをするのは控えるよう注意書きがあります。
いくら耐水性能が高いとはいえ、基本的に電子機器に水分はNGなので
耐水スマホでもなるべく濡らさないほうがよいでしょう。
iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能についてはコチラ!
もうすぐ梅雨が明け、夏になります。
夏はスマホの水没故障がとても増える季節です!
スマホをプールや海、川などの水がかかる可能性が高い場所に持ち込む際は
必ず防水ケースに入れるようにしましょう!