液晶画面の構造を知ろう
2021/11/08
本日の雨を境に、冬がまた一歩近づいてくるようですが、アイプラス京都アバンティ店は、本日も平常通り営業しております。
画面のガラス割れ、液晶漏れ、謎の縦線、バッテリー交換、ドックコネクタ(ケーブル差込口)の不調・破損、上下スピーカーの不調・破損、前後カメラの不調・破損、各種ボタンの不調・破損、水没からの復旧作業、データの復旧作業、起動不良からの復旧作業、OSの更新・復元作業、ガラスコーティング、スマホ除菌など、iPhoneでお困りのことがございましたら、是非当店にお任せください。
最短15分から、即日修理、その日のうちにお返し可能です。iPadやAndroid端末の修理も承っております。
イヤホン/ヘッドホン、スマホケース、画面保護フィルム、各種ケーブルなどのアタッチメントも取り揃えております。
iPhoneの修理費用一覧は、こちらからどうぞ
★ 店 舗 ア ク セ ス ★
店舗名 アイプラス 京都アバンティ店
〒601-8003 京都府京都市南区東九条西山王町31 京都アバンティB1F
営業時間 10時〜21時(最終受付は20時、定休日なし)
TEL 075-748-8757
※お問い合わせは、お電話(10:00~21:00)又はメール(24時間受付)からお願いいたします。
※水没修理など一部修理におきましては、修理費用の見積りにお時間を頂戴することや、ご来店が必要な場合もございます。ご了承ください。
※一部修理の対象外としている機種もございますので、一度ご相談いただければ幸いです。
さて、今回はiPhoneの画面にまつわるお話しをしようと思います。
画面割れや液晶漏れなど、画面修理はiPhone修理の中でも1、2を争うほどメジャーな依頼なのですが、中には「ここまで酷い割れ/漏れだと直らないだろうな…」と、ご自身で判断を下して修理を諦める方もいらっしゃいます。具体的には、「高所から落下させた」「車や自転車に轢かれた」などのケースです。
↓↓轢かれたiPhone7↓↓
確かに重篤な症状の場合、液晶画面だけでなく基板(ロジックボード、iPhoneの脳・心臓)なども多かれ少なかれダメージを受けていることは十分考えられますし、そちらが直接的に不調の原因となっている場合、修理は困難を極めます。
しかし、そうでない場合も多いです。iPhoneは皆様が想像されている以上に、物理的衝撃に対して耐性があります。無論、車に二重三重に轢かれた場合は、その限りではないでしょうが…
しかしながら、無惨な姿を晒す画面を見るだけでは、なかなか修理の可否を判断するのは難しいものです。
そこで、今回はiPhoneにも使用されている「TFT液晶」の構造を取り上げます。構造を知ることで、何が原因で故障しているのかを、ザックリとではありますが、ある程度絞ることが出来ます。
もちろん、重篤な症状以外の画面トラブルにも活かせる知識なので、是非活用していただければと思います。
ただし、いつも通り簡潔に要約していますので、多少正確でない表現があるかもしれません。ご容赦ください。
早速ですが、液晶画面の基本構造からお話しします。
非常に簡単にまとめると、以下の画像のようになります。
液晶に電圧をかけ、液晶分子の動きを操作します。そして、偏光板と液晶分子の動きを組み合わせ、光源(バックライト)の透過量をコントロールすることで、白・グレー・黒色を表現しています。ここに、赤・緑・青(RGB)のフィルム(カラーフィルター)を挟むことで、はじめてカラー液晶として機能するわけです。
ここからTFT液晶の話に入ります。TFT液晶は更に3つの種類(TN、VA、IPS)に分けられるのですが、本稿では割愛します。
まず、TFTは「Thin Film Transistor」、「薄い膜のトランジスタ」の略です。トランジスタは電流をコントロールする部品です。TFT液晶では、画素(ドット)ひとつひとつにTFTが使われています。そのため、1画素ごとに電圧をコントロール出来る(Active Matrix駆動方式)ので、通常より彩度や明暗を細かく表現出来ます。
Appleの代名詞ともいえる「Retina Display」や、iPhone Xなどに使われている有機ELについては、また後日お話ししようと考えています。
話が肥大化した気もしますが、これらを踏まえると、iPhoneの画面故障の原因がある程度絞れるはずです。
例えば、「画面が割れた」というのは、偏光板、もしくはガラスが割れていると考えられます。
「液晶漏れ」は、その名の通り液晶分子が他の場所に漏れ出している状態です。
「カラフルな液晶漏れ/カラフルな線が走っている」というのは、カラーフィルターが損傷している可能性が高いです。
「画面が真っ暗なまま」というのは、液晶分子が光源を一切通していない、光源自体が発されていない、などの理由が考えられます。
…といったように、構造を知ることで故障の原因はある程度見当が付きます。もちろん、百発百中ではありませんが、修理を依頼される場合の目安にして頂ければと思います。そして、重篤な画面の破損は時間との勝負ですので、可能な限り早く修理を行うことをオススメします。
ちなみに、先ほどの写真のiPhone7は綺麗に直りました。幸いにも電源が生きていたため、画面をアッセンブリで交換するだけで済みました。
画面保護フィルムやコーティングをしても、こういった破損のリスクが無くなるわけではありません。細心の注意を払い、丁寧に扱うことを日頃から心がけてくださいね。
あっ、そうだ
画面保護といえば…
只今ガラスコーティングのお得なキャンペーンを行っています。片面施工・両面施工ともに大幅な割引を実現させました。大変お得にご利用いただけますので、この機会に是非お試しください。詳しくは店頭スタッフまで。お電話でも歓迎しております。
いかがでしたか?
アイプラス京都アバンティ店では皆様のスマホライフをより良いものにするお手伝いをしております。
些細なことでも、ご質問でも、御見積もりだけでも構いません。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。