iPhone画面修理に使用されている画面の種類と特徴「有機ELと液晶の違いとは?」
2024/11/20
iPhoneの画面は【有機EL(OLED)】と【液晶(OLED)】の2種類が使用されています。
それぞのメリット・デメリットや
また修理の際に交換される画面はどんなものが使われているのか
iPhone修理店が紹介したいと思います!
画像:Apple
「有機EL」と「液晶」どちらも耳にしたことはあるかと思いますが
スマートフォンの画面に置いてそれぞれどういったものなのでしょうか?
有機EL(Organic Electro-Luminescence Display)
電気を通すと有機物が発光する現象や、この現象を利用した部品や画面。
【有機ELの仕組み】
・有機EL素子自体が発光するため画面は一枚でバックライト不要
【有機EL画面のiPhoneモデル】
X/XS/XsMax
11Pro以降のモデル
こちらからiPhone有機ELモデルの情報をチェック!
Apple公式サイト:https://support.apple.com/ja-jp/109039
液晶(Liquid Crystal Display)
個体と液体二つの性質を持ち、電気を通すことで光を通したり遮る物質。
液晶画面はこの明暗差の性質を利用し、
バックライトから放たれる光を調整することで画面に映像を映し出す。
【液晶の仕組み】
・液晶の下でバックライトがカラーフィルターを照らすことで表示する
・液晶自体は発光しない
【液晶画面のiPhoneモデル】
SE3以前のモデル
XR/11
有機EL(OLED) | 液晶(OLED) | |
画質 | 自発光のため高画質 コントラストが鮮やかはっきり | 有機ELと比べると画質は劣る |
価格 | 高値 | 有機ELと比べると安価 |
使いやすさ (厚み・重さ) | 有機ELパネル1枚 薄くて軽い | バックライト、液晶、カラーフィルターの3枚 厚みがある |
寿命 | 短い | 長い |
輝度 | 液晶より低い 日光の当たる場所では見えずらい | 高い 日光の当たる場所でも見えやすい |
有機EL(OLED) | 液晶(OLED) | |
メリット | ・バックライトやカラーフィルターが必要ないので薄く軽量 ・完全な黒を再現できるためコントラスト鮮やかで綺麗 ・自発光するため高画質 | ・有機ELと比較すると手頃な価格 ・画面に厚みがあるので割れにくく頑丈 ・寿命が長い ・バックライトの光で発光するため太陽光の当たる場所で もみやすい |
デメリット | ・高額 ・薄いため割れやすい ・ 寿命が短い ・故障しやすい | ・白みがかって見える ・画質が有機ELには劣る ・厚みがある |
どちらもメリットでありデメリットでもある部分がありますね。
画質にどれくらい違いがあるのか気になるところだと思います。
正直スマートフォンではそこまで大差はないかと思います。
「全然違う」と感じる方もいれば
「変わらない」と感じる方も人それぞれです。
1位 | アップル純正品 | アップル正規品 |
2位 | OEM品 | アップルの正規部品をアップルではない工場で組み立てたもの 純正部品だが組み立てた場所がアップルではないだけ |
3位 | 再生品 | アップル純正の割れパネルのガラスのみを貼り替えたもの 中身は純正だが中古 ガラスは新品コピー品 |
4位 | OLEDソフト | 発光部分がフィルム製の有機ELパネル フィルム製なので湾曲や衝撃に強い 色味/耐久性/画質/厚み/ベゼルなどある程度クリアしたパネル |
4位 | TFTインセル | 液晶とタッチパネルが一体型 パネルは6層構造 色味/耐久性/画質/厚み/ベゼル/タッチ感度をある程度クリアしたパネル |
6位 | TFTオンセル | 液晶とタッチパネルが一体でないもの パネルは7層構造 |
7位 | OLEDハード | 波光部分がガラス製の有機ELパネル 湾曲や衝撃に弱く割れやすいやめ耐久性が非常に悪い |
※4位以降メーカーによって品質にばらつき有り
当店では、
『最高ランクTFTインセルパネル』を採用しております。
有機ELパネルだから高品質というわけではありません。
名前は同じ有機ELでもメーカーによって品質には差がかなり有ます。
また先述のランキング1位(アップル純正品)/2位(OEM品)に関しては
入手不可となっております。
ですので当店では、
有機ELパネルではありませんが、
品質テストにクリアした最高ランクのTFTインセルパネルを採用しております。
安心してお任せください!