Apple Watch Ultra3 最新ハイエンドモデルのスペックとは?
2025/09/25
Apple は 2025年9月9日、次世代のハイエンドモデル Apple Watch Ultra 3 を正式発表しました。
日本を含む複数国では 9月19日より発売が開始されています。
Ultra シリーズは、過酷な環境やアクティブな活動を想定した設計が魅力ですが、
今回の Ultra 3 はそれらをより進化させる仕様を備えています。以下、主要な特徴と強化ポイントを整理します。
タイトル
引用元:Apple
Ultra 3 では、これまでで最も大きく、ベゼルを細くした表示領域を実現。
LTPO3 技術と広視野角 OLED を採用し、斜めから見たときの視認性も改善されています。
常時表示(Always-On)モードは、従来は1分ごとの更新だったものが、秒針がまた動くようになり、
より自然な時計表示が可能に。
Titanium(チタン)製ケースとサファイアクリスタル製の画面で耐久性を確保。
防水・防塵性能は WR100(100メートル相当の耐水性) と IP6X(防塵等級) に対応。
水泳や水上スポーツ、レクリエーションダイビング(例:最大 40m)での使用も想定されています。
また、Action ボタンと呼ばれる物理操作ボタンも健在で、
ワークアウト開始/区切り/懐中電灯/サイレンなど多様な機能に割り当て可能です。
日常利用で最大 42時間 のバッテリー持続を達成。さらに、Low Power モード では最大 72時間 まで拡張されます。
ワークアウト追跡時も、GPS や心拍センサーを併用しての計測で最大 14時間程度の使用が可能と案内されています。
また、15分間の充電で約 12時間分 の使用が可能な高速充電機能も搭載。
従来のセルラー通信に加え、Ultra 3 は 双方向衛星通信機能(Emergency SOS via Satellite) を備え、
携帯・Wi-Fiの届かない山間地や荒野でもメッセージ送信や緊急通報が可能です。
セルラー性能も 5G 対応へと進化。
信号が弱い環境ではふたつのアンテナを同時に使うアルゴリズムを導入して受信感度を向上させています。
Ultra 3 は、心拍数測定、電気心拍(ECG)、血中酸素濃度、皮膚温度などの汎用的な健康計測機能を引き続き搭載。
新たに “高血圧傾向通知(Hypertension Notifications)” を導入し、慢性的な高血圧リスクの兆候を検知・通知できるようになりました。
さらに、睡眠の質をスコア化して解析する Sleep Score 機能や、Exercise(ワークアウト)関連機能の強化も図られています。
また、ランニング向け機能も強化されており、デュアル周波 GPS による高精度測位、カスタムワークアウト、
Race Route や Pacer といったペース管理機能も利用可能です。
Ultra 2 からの進化点と選ぶ理由
Apple Insider 等の比較記事では、サイズ自体は従来通りながら、
画面占有率を上げることで見やすさが向上した点、新たな衛星通信用途、5G 対応などが主な目玉とされています。
過去モデル(Ultra 2 等)からの乗り換え検討では、
「より自然な常時表示」「オフグリッドからの通信可能性」「長時間バッテリー」などが魅力的な差別化要素となるでしょう。
究極のアウトドア&健康パートナー
Apple Watch Ultra 3 は、単なるスマートウォッチを超えて、
極限環境でもユーザーを守り・支える「冒険の相棒」として位置づけられるモデルです。
街中でも使いやすく、スポーツ用途でも頼れる性能を持ち合わせており、特に山岳、トレイルラン、登山、ダイビング、
長距離トレッキングといったアウトドア用途を重視する方には強力な選択肢となるでしょう。
ただし、サイズや重量、バッテリー持続時間は利用環境により変動し、Ultra 系列の重厚感は好みが分かれる面もあります。
従来モデルからのアップグレードを検討する場合は、
自分の使用スタイルと必要な機能を改めて整理することをおすすめします。