京都市上京区伊勢殿構町 より iPhone13 リンゴループ脱出のご依頼
2024/02/13
先日、iPhone13のリンゴループ脱出のご依頼を頂きました!
ご来店の数日前に水に落としてしまい、その後徐々に様子がおかしくなったとのことでした。
勝手に動いたり勝手に再起動したりすることが多くなり、ついにはリンゴループに陥ってしまったとおっしゃっていました。
水没後のリンゴループの場合、大半が何かしらの部品の故障によるもののため、部品交換と内部清掃、水分除去、ソフトウェア調整で脱出することができます。
今回のiPhoneは、水没によって画面とドックコネクター(充電部分)の二カ所が故障し、エラーを起こしていたことでリンゴループになっていました。その二つの部品を新品へ交換し、内部清掃、水分除去、ソフトウェア調整を行ったところ、正常に起動させることができました!!
今回のブログでは、リンゴループが起こるメカニズムと、修理方法について解説いたします!!
先ほどリンゴループは大半が部品の故障が原因であると書きましたが、もちろんソフトウェアが原因で発生することもあります。衝撃や水没などの心当たりがなくリンゴループになった場合は、ソフトウェアが原因である可能性が高いです。
ソフトウェアと一口に言っても、様々な原因があります。ここでは、最も多い2つを例にあげます。
・容量不足によるパンク
「iPhoneおストレージがいっぱいです」この表示が出た方は、注意が必要です。容量の多い写真や動画などを消去することで一時的にはしのいでいるかもしれませんが、いつか突然画面がつかなくなり、リンゴループに陥る可能性があります。
iPhoneにデータが追加されるのは、写真や動画を撮影した時やアプリを入れた時だけではありません。時にはiPhoneを動かすのに必要なデータなどを処理するためにiPhoneが判断してストレージを使用したりします。
ストレージ容量がギリギリだと、このタスクが正常に進行せず、致命的なソフトウェアの問題を引き起こしてしまう場合があるんです。それが、リンゴループという形で現れます。
脱出するには専用のソフトでiPhoneのソフトウェアを抽出し、再度クリーンインストールという形を取るしかありません。内部データの復旧はほとんどの場合で成功しますが、初期化という形でしか対応できない場合もあります。しかし、iPhoneを再び使用できる状態に戻すことは可能です。
・ソフトウェアアップデートの失敗
iPhoneは、ユーザーが眠る時間帯などを予測し、Wi-Fiに接続されている状態で充電中であれば、自動的にソフトウェアアップデートを行う場合がございます。そのインストールの際にWi-Fi接続が途切れたり、バッテリーの劣化により充電がなくなったりすると、ソフトウェアがクラッシュし、リンゴループに陥ります。
こちらの場合も先ほどと同じ方法で復元を試みます。復元ができない場合は、初期化のみの対応になってしまいますが、iPhoneを再び使用できる状態まで戻すことは可能です。
それでは、部品の故障が原因の場合はどのようなケースがあるのでしょう??
最も多いケースから順番にいくつか紹介します!
・Face IDの故障によるリンゴループ
Face IDを司るパーツは、物理的に非常に繊細な作りをしています。画面を落とした際の衝撃などで故障してしまうことも珍しくありません。また、画面割れの隙間からの水分やダストで故障してしまっていた事例も多くありました。
Face IDが故障していると、iPhoneの起動の際に正常なソフトウェア処理ができない仕様になっているようで、故障したFace IDパーツを付けたまま起動を試みると、リンゴループに陥ってしまいます。
この場合、Face IDのパーツを外した上で、ソフトウェアの調整を行うことでリンゴループを脱出することができますが、そのiPhoneはFace ID機能を失うことになります。
もちろんFace IDを修理することも可能ですので、お気軽にお申し付けください!
・ドックコネクターの故障によるリンゴループ
まさに今回のお客様の事例なのですが、ドックコネクターが水没や経年劣化などで故障することでリンゴループに陥ることもメジャーなケースなんです。単なる充電用パーツではなく、キャリア用のアンテナ線やマイク、スピーカーなどにつながる重要なパーツです。
ここが故障すると、機種によっては充電ができなくなるだけでなく、キャリア回線を拾わなくなったり、スピーカーが鳴らなくなったりなどの症状も考えられます。その延長線上として、リンゴループの可能性もあるというわけです。
こちらの場合はドックコネクターを交換することで脱出できます!!
ドックコネクターは経年劣化というよりは本体下部の背面割れによる水没や破損で故障することが多い印象があります。本体の充電口付近に割れがある方は、早急に割れを修理することをオススメいたします!!
・基盤故障によるリンゴループ
基盤故障は、様々な症状を引き起こします。リンゴループがその代表的な症状の一つです。基盤はiPhoneの脳みそで、かなり繊細なパーツです。水没や衝撃、経年劣化などの原因で故障しますが、修理が非常に困難になるのが特徴です。
もちろんアイプラスで基盤修理をすることができますので、諦めずにご相談ください!!
リンゴループはiPhoneだけでなく、iPadやiPodなど、様々な製品で起こりますが、もちろんAndroidなどでもリンゴループとは呼びませんが同じような症状があります。
ただ、リンゴループという異名があるくらいですから、Apple製品が起動不良になりやすいのは事実のようです。
ストレートは定期的に整理してあげればソフトウェアが原因でリンゴループになることは防ぐことができます。iCloudやGoogle Photoを利用して写真や動画を整理するのが効果的かと思います。
今日から実践できますので、ぜひ試してみてください!!