京都市右京区太秦乾町 より、iPhone11Pro 水没復旧のご依頼!!
2024/03/09
先日、iPhone11Proの水没復旧のご依頼を頂きました。
分解してみると写真のように、内部にかなり水が浸入してしまっていました。
水没後に電源をすぐに落としてお持ち込み頂いたので、ひとまずできる限り分解して洗浄、清掃をしてからの起動を試みます。
写真は作業途中のものです。カメラと基盤を取り外した状態です。この後、バッテリーとHapticTouch、スピーカー、ドックコネクタをすべて取り外し、洗浄しました。
完全に乾燥した後、念のためバッテリーと画面を新しいものを使用し、起動を試みました。
なんと通常起動してくれました!!
とはいえ、水没後の端末はどれだけ正常に動いてくれるかがわかりません。
修理後は、なるべく早くバックアップを取り、機種変更をすることをオススメ致します。
水没復旧の修理に関して、詳しく記載してある過去の記事もございますので是非ご覧くださいませ!!
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https://iphone-plus-kyoto.com/repair_news/29173/
iPhoneは防水スマホではないものの、新品時点ではかなり優れた耐水性脳を有しています。
にも関わらず、今回のお客様のように大量の水が内部に入り込んでしまう原因とはいったい何なのでしょうか。
それは、おもに画面割れや背面割れ、カメラレンズ割れです。
iPhoneは画面と背面の両方がガラスで出来ております。そのため、割れがあるということは本体に穴が開いているといっても過言ではないのです。
もし割れがある方は、お早目の修理をご検討くださいませ!!
アイプラス京都アバンティ店なら、画面はもちろんカメラレンズ割れや背面割れも修理ができますよ!!
割れから入るのは水だけではなく、ダストや砂、小さな虫など、精密機器であるiPhoneにとっての天敵も入り込む余地を与えてしまいます。それらは内部を侵食し、iPhoneを再起不能にしてしまう可能性が高いです。そうなると、データの復旧は不可能になってしまいます。
ゲームデータや写真、動画など、失う前に、割れは修理しておきましょう!!
話を戻しますが、実はもう一つ、iPhoneの耐水性を低下させる要因があるんです!
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iPhoneには、画面とフレームの間に粘性の耐水テープというものが貼ってあります。このテープが、画面とフレームの圧着と同時に外部からの水やダストの侵入を防いでくれています。
しかし、このテープは熱や湿気に非常に弱いんです。我々修理業者もiPhoneを分解する際にこの耐水テープをヒートガンを使用して暖め、無水アルコールを使用してはがれやすくします。
つまり、このテープは熱によって簡単に劣化していくということです。その熱がある場所は、おもに風呂場やキッチンの近くなどです。
Apple公式の最新のiPhone15Proのスペックシートにも以下のように記載されております。
iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP68等級に適合しています(最大水深6メートルで最大30分間)。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。(引用:https://support.apple.com/kb/SP903?locale=ja_JP)
水没の心当たりはないが突然起動不良になり、分解してみたら水没していたなどの現象が起こる方がたくさんいらっしゃいます。その多くが、風呂場で日常的に使用し、耐水テープが劣化した状態で内部に水蒸気が浸入し、それが冷やされることで水滴になり水没してしまうという仕組みで知らないうちに水没していたというケースなんです。
アイプラス京都アバンティ店なら、耐水テープを新しいものに張り替えることも可能です。
張り替えることで、新品と同程度の耐水性能まで引き戻すことが出来るかと思います。
バッテリー交換の際にもテープの張り替えは実施可能ですので、バッテリー交換の際はお気軽にお申し付けください。バッテリーもどうしても劣化してしまう消耗品ですので、定期的に交換しましょう!!