【要注意】iPhone水没後のグリーンフラッシュは時間が経っても直りません。
2025/04/17
iPhoneが水没によってグリーンフラッシュになってしまう故障は珍しくはありません。iPhoneを水没させた後、画面が緑に光ったり、一瞬フラッシュする症状は「グリーンフラッシュ」と呼ばれています。
これは内部の液晶ディスプレイやロジックボード(基盤)に水が入り、深刻なダメージを受けているサインです。
グリーンフラッシュとは?
iPhoneの故障のグリーンフラッシュ」はiPhoneの画面が一瞬または、継続的に緑に光る現象を指します。
本来「グリーンフラッシュ」という言葉は、自然現象(夕陽が沈む瞬間に緑に光るやつ)を指します。スマホ修理の世界では「ディスプレイ異常による緑色の発光現象」のことを、通称で「グリーンフラッシュ」と呼んでいます。
※液晶パネルのバックライトや有機EL部分が損傷して、制御不能になって、緑色の光が漏れ出すみたいなイメージです。
・緑色にピカッと光る
・画面の一部または全体が緑がかるなどの症状が挙げられます。
今回のように水没故障でも起こりますが、衝撃でもこのグリーンフラッシュの故障を引き起こすことがあります。
グリーンフラッシュの詳細記事
https://iphone-plus-kyoto.com/iphone_news/29368/
◉修理の詳細
今回は、水没が原因で「画面全体が緑になり、操作できなくなってしまった」とご来店いただきました。
うっかりと、iPhoneを洗面台に落ちてしまい、すぐに拾い上げ水分を拭き取りましたが30分後には、画面が緑にチカリカと光出したということです。
初期症状では、操作は辛うじてできたものの、だんだん表示が乱れて真っ暗に。慌ててアイプラスにお持ち込みいただきました。
水没は直後よりも、時間差で症状が出てくることが多いので油断は禁物です。
水分の除去と画面交換で修理が完了しお客様のお手元に、40分ほどでお返ししました。
壊れたその後の対処法
水没によって壊れてしまったら、突然のことでパニックになってしまう方も多いでしょう。
まずはどうしたらいいのか?やるべきことや、放っておくことによって起こる故障についてもご紹介します。
①すぐに電源を切る
内部でさらにショートを引き起こす可能性があるため、絶対に電源を入れたままにしないことが大切です。
②充電しない・操作しない
充電ケーブルを指すと、関電や更なる基板損傷につながることがあります。
③できるだけ早く修理店に持ち込む
水没復旧作業はスピードが命。数時間以内の対応が復旧率を左右します。壊れてしまったら早めの修理店に持ち込むことが大切です。
注意点 ・グリーンフラッシュは基本的には時間が経っても直らない ・水没直後使えていても安心せず修理に持ち込む ・電源が切れない状態なら充電をせずに、修理店に持ち込む ついつい気になって、充電したり電源をつけがちですが、電源を切り充電を行わないことが修理費用を安く済ませつための大切なポイントです。 |
①内部洗浄作業(基板クリーニング)
特殊な薬剤と超音波で基盤を洗浄し、腐食やショートを食い止めます。
②部品交換
液晶交換やバッテリーに水没ダメージがある場合は交換が必要です。
③基板修理
重度な場合は、細かいチップ単位で基板修理を行うことで復旧を目指します。
完全に電源が入らなくなったり、データ復旧が困難になります。
iPhone本体にまで影響し、高額な修理費用がかかるため、壊れてから日が浅い方が復旧率は高いため、早めに持ち込むことがおすすめです。
グリーンフラッシュは液晶故障の一種
グリーンフラッシュは、皆さんがよく耳にする「液晶故障」の一種です。
液晶とは、スマホやパソコン、テレビに使われているディルプレイ技術の一種です。
iPhoneは機種によって「液晶ディスプレイ」か「有機ELディスプレイ」が使用されています。
「有機ELディスプレイ」の方がグリーンフラッシュが起こりやすい傾向にあります。
有機ELは画素1つ1つが自ら発光していることから、繊細な電気制御で直に光を出しているから、ちょっとでも水没・ショック・基盤トラブルがあるとピクセル単位で「誤発光」(=緑や紫に光る)が起きやすいのです。
【有機ELの特徴まとめ】
・コントラスト、発光は綺麗だが構造がデリケート
・水や衝撃に弱く、劣化や故障もしやすい
・ピクセルの以上で「グリーンフラッシュ」や「焼き付き」などが起きやすい
今回のような故障も最短30分〜、データも残したまま修理が可能です。
水没によって取り出せなくなったデータ復旧作業もお任せください。
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